楽天カードとJCB カード Wは、どちらも年会費無料でポイント還元率が高いクレジットカードとして人気を集めています。しかし、両者にはそれぞれに特徴があり、どちらが自分に合っているかは、利用シーンやライフスタイルによって異なります。
本記事では、楽天カードとJCB カード Wの基本情報やポイント還元率、特典などを比較し、どちらのカードがおすすめかを解説します。
楽天カードとJCB カード Wの比較
楽天カードとJCB カード Wは、どちらも年会費無料でポイント還元率が高いクレジットカードとして人気があります。どちらのカードを選ぶかは、普段の買い物の利用シーンによって異なるため以下の項目を比較していきます。
- スペック
- 年会費
- 国際ブランド
- 還元率
- 特典/付帯サービス
- 各種保険サービス
- スマホ決済
- アプリの使い勝手
スペック
| カード名 | 楽天カード | JCB カード W |
|---|---|---|
| 券面 | ![]() | ![]() |
| 国際ブランド | VISA/Mastercard//JCB/AMEX | JCB |
| 発行会社 | 楽天カード | JCB |
| ステータス | 一般カード | 一般カード |
| 年会費 | 無料 | 無料 |
| 入会資格 | 18歳以上(学生可) | 満18歳以上39歳以下(学生可) |
| 発行スピード | 通常1週間 | 3日~1週間 |
| 家族カード | 年会費無料/有り | 無料 |
| ETCカード | 年会費550円(税込み)有り「ダイヤモンド会員」「プラチナ会員」無料 | 無料 |
| ショッピング利用枠 | 最高100万円 | 最大300万 |
| キャッシング利用枠 | 1万~90万円 | 最大100万 |
| 締め日 | 末日 | 毎月15日 |
| 支払日 | 翌月の27日 | 翌月10日 |
| 口座制限 | - | - |
| 基本還元率 | 1.0% | 1.0% |
| ポイント還元の単位 | 100円=1ポイント=1円相当 | 1000円=2ポイント 1ポイント=5円相当 |
| ポイントの単位 | ||
| ポイント計算方法 | 決済毎 | 合算 |
| 消費税込み計算 | 税込み/楽天市場は税抜き | 税込み |
| ポイント特約店 | 楽天市場/楽天ブックス | Amazon/セブンイレブン/スターバックス |
| ポイント特約店の還元率 | 基本還元率+1% | 2%~ |
| 継続利用特典 | - | - |
| クレカ積立 | 0.5%(楽天証券) | - |
| プリペイド還元率 | 0.5~1% | - |
| 公共料金還元率 | 500円=1ポイント(0.5%) | 1.0% |
| 税金還元率 | 500円=1ポイント(0.5%) | 1.0% |
| ポイント交換先 | ANAマイル | Amazon nanaco ビックカメラ |
| ポイント交換のレート | 2ポイント=1マイル(手数料無料/50ポイントから交換可能) | nanacoとビックカメラは1P=5円相当 |
| 支払いへの充当 | 可能 | 可能(還元率落ちる)1P=3円 |
| ポイントの使いやすさ | ||
| Apple Pay | 可能(Amexは不可) | 対応 |
| Google Pay | 可能(Amexは不可) | 対応 |
| QRコードチャージ | 楽天Pay | 楽天Pay/d払い |
| 電子マネー | 楽天Edy | QUICPay |
| 空港ラウンジ | - | - |
| ラウンジ | 有り | - |
| グルメ | - | - |
| レジャー | - | - |
| 優待特典 | 楽天ミュージック/楽天トラベルなど | - |
| コンシェルジュ | - | - |
| 手荷物無料宅配 | - | - |
| 海外傷害死亡後遺障害 | 最高額2,000万円(利用付帯) | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 海外傷害治療費用 | 1事故の限度額200万円(利用付帯) | 100万円(利用付帯) |
| 海外疾病治療費用 | 1事故の限度額200万円(利用付帯) | 100万円(利用付帯) |
| 海外賠償責任 | 1事故の限度額3,000万円(利用付帯/自己負担額なし) | 2,000万円 |
| 海外携行品損害 | - | 1旅行中20万円限度/保険期間中100万円限度 |
| 海外救援者費用等 | 年間限度額200万 | 100万円限度 |
| 補償対象旅行期間 | 3カ月 | 3ヵ月 |
| 海外乗継遅延費用保険金 | - | - |
| 海外出航遅延費用等保険金 | - | - |
| 海外寄託手荷物遅延費用保険金 | - | - |
| 海外寄託手荷物紛失費用保険金 | - | - |
| 国内乗継遅延費用保険金 | - | - |
| 国内出航遅延費用等保険金 | - | - |
| 国内寄託手荷物遅延費用保険金 | - | - |
| 国内寄託手荷物紛失費用保険金 | - | - |
| 海外ショッピングガード保険 | - | 最高100万円 |
| 国内ショッピングガード保険 | - | - |
| 自己負担額 | - | 10,000円 |
| スマートフォン保険 | - | - |
| 自己負担額 | 不正利用の日から60日以内 | 不正利用の日から60日以内 |
| ナンバーレス | - | 有り |
| 利用通知 | 有り | 有り |
| サポート | ||
| アプリ |
年会費
楽天カードとJCB カード Wは、いずれも年会費無料のクレジットカードです。
しかし、JCB カード WがETCカードも無料なのに対して、楽天カードは年会費は通常550円(税込み)かかります。
国際ブランド
楽天カードは、Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスの4つの国際ブランドと提携しています。
対して、JCB カード Wは、プロパーカードのためJCBのみ。
国内ではJCBでも問題なく利用できますが、海外旅行などを行く人は楽天カードのVisaやMastercardが良いでしょう。
還元率
楽天カードとJCB カード Wの基本ポイント還元率は、どちらも1.0%です。
楽天カードは100円の支払いで1ポイント貯まり、1ポイントは1円相当で利用できます。
JCB カード Wは、1,000円の支払いに対して2ポイント、1ポイント5円相当で利用可能。
取りこぼしの視点では楽天カードが有利に見えますが、JCB カード Wが月の合計金額で計算するのに対して、楽天カードは決済ごとに計算されます。
決済の仕方にもよりますが、JCB カード Wが月間最大でも999円の切り捨てで収まるため、JCB カード Wの方が基本還元率では有利な場合も多いでしょう。
ポイントアップ特典
楽天カードを所有しているとSPU+1倍となり楽天市場でのポイント還元が2%になります。
ポイントの交換先/使い勝手
楽天カードのポイントは主に楽天のサービスで利用できるうえ、カードの支払に充当もできるため、楽天商圏のヘビーユーザーでなくても非常に使い勝手は抜群。
対してJCB カード Wはポイント交換先は多いものの、支払いへの充当も含めて交換レートが悪く、1%以上の還元率で利用できるのはビックカメラとnanacoのみです。
特典/付帯サービス
楽天カードとJCB カード Wは、年会費無料の一般カードのため、特典や付帯特典はほとんどなし。
各種保険サービス
特典/付帯サービスと同様、楽天カードとJCB カード Wは、海外死亡後遺障害の利用付帯で2,000万円の補償が付きます。
また、楽天カードは海外旅行保険の傷害/疾病の治療保険が利用付帯で200万円つくので年会費無料のカードとしてはかなり優秀です。
スマホ決済
楽天カードとJCB カード WともにApple Pay/Google Payへは対応しているため使いやすいカードです。
また、JCB カード Wは、My JCBアプリからMy JCB Payがポストペイドで利用可能です。
アプリの使い勝手/セキュリティー
楽天カードとJCB カード Wはともに、大手カード発行会社だけ合ってアプリの使い勝手は優秀です。
また、利用通知や不正検知システムもあるため、比較的セキュリティーには強いクレジットカードといえるでしょう。
楽天カードがおすすめの人
楽天カードは、
- 楽天市場利用者
- 楽天証券
- 楽天Pay
などの楽天商圏のヘビーユーザーにおすすめのカードです。
反面、ネットショップではAmazonやヨドバシ、店舗ではコンビニなどを利用する人はAmazonカードやJCBカードWを選んだ方が無難です。
特に楽天カードのMastercardを選んだ場合、Amazonでのポイント還元率が0.2%になるので要注意!

楽天経済圏にどっぷりな人専用カード
| 年会費 | 家族カード | ETCカード |
|---|---|---|
| 無料 | 無料 | 550円(税込み) ※「ダイヤモンド会員」「プラチナ会員」無料 |
| 国際ブランド | 基本還元率 | 電子マネー |
|---|---|---|
| 1.0% | 楽天Edy |
| ポイントアップ特約店 | 継続利用特典 |
|---|---|
| 楽天市場 | なし |
| 交換可能なポイント | Apple Pay/Google Pay |
|---|---|
| なし | / |
| コンシェルジュ | 空港ラウンジ |
|---|---|
| なし | なし |
楽天カードは、基本還元率1.0%と高還元率が魅力のクレジットカードです。
さらに、楽天市場でSPUの加算条件を満たせば、最大16.5%の還元率になります。
基本還元率が1%と高還元率のため、楽天市場を利用頻度が少ない人でもおすすめできますが、もっと使い勝手が良いカードがあるため、楽天市場の利用頻度が高い人におすすめのカードです。
\ 新規入会&利用で5000ポイント /
JCB カード Wがおすすめの人
JCB カード Wは、
- Amazon
- セブンイレブン
- スターバックス
などをよく使う人におすすめです。
また、基本還元率も高くポイントアップ特約店も多いので汎用性に優れてるため、メインカードに最適です。
ただし、ポイントの還元レートがnanacoとビックカメラ以外低い点に注意!

汎用性の高い高還元率カード
| 年会費 | 家族カード | ETCカード |
|---|---|---|
| 無料 | 無料 | 無料 |
| 国際ブランド | 基本還元率 | 電子マネー |
|---|---|---|
| 1.0% | QUICPay |
| ポイントアップ特約店 | 継続利用特典 |
|---|---|
| Amazon セブンイレブン スターバックスなど | なし |
| 交換可能なポイント | Apple Pay/Google Pay |
|---|---|
| Amazon nanaco ビックカメラなど | / |
| コンシェルジュ | 空港ラウンジ |
|---|---|
| なし | なし |
JCB カード Wは、39歳以下の方が作れる高還元率のクレジットカードです。
基本還元率1%の高還元率に加えて、Amazonやセブン-イレブン、スターバックスなどの対象店舗では2%還元となります。
また、Apple PayやGoogle Payなどのスマホ決済にも対応している汎用性の高いカードです。
\ Amazon利用で最大10,000円キャッシュバック /
楽天カードとJCB カード Wの比較まとめ
楽天カードとJCB カード Wは、どちらも年会費無料でポイント還元率が1%と高いクレジットカードです。
楽天カードは楽天市場でのポイントアップ、JCB カード Wは、Amazonやセブンイレブンでのポイントアップがあるためメインカードとして楽天カードを使い、サブカードとしてJCB カード Wを利用するなど、ライフスタイルに合わせて使い分けることで、より効率的にポイントを貯めることができます。

